ジェノグラム(家族図)の書き方

投稿者: | 2023年10月2日

この度は「ジェノグラム(家族図/親族関係図)」の書き方についてご紹介します。

 

本日紹介する内容は、弊社開発の「ウェルビーイングワンかんたんジェノグラム」を導入して頂いている全国各地の社会福祉法人様などに伺った使用方法をもとにご紹介いたします。
ご紹介する内容がルールという決まりはございませんので、ご参考までにご覧ください。
<基本図形の紹介>
1、図形による性別に関して

男性は「四角」、女性は「丸」で表現します。
地域によれば、性別不明の場合「三角」を用いることもあるようです。
年齢がパっと見てわかるように図形の中に記載して表現することもあります。
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2、本人の表示に関して

ジェノグラムの中心となるご本人のみ「二重のマーク」を使用します。
男性の場合は「二重四角」、女性の場合は「二重丸」で表現します。
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3、死亡者に関して

死亡している方は「黒塗り図形」もしくは「図形に×」で表現します。
このアイコンは地域によってどちらを使うかが大きく分かれている内容です。
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4、その他図形の使用方法

上記3つに関しては、よく使用される図形ですのでご存知の方は多いかと思います。
このほかに弊社で伺った変わった図形の使用方法を以下にご紹介いたします。

◆キーパーソン

福祉業界でジェノグラムを使用する際に、ご本人のキーパーソンになりえる方は「星」の図形で表現することもあるそうです。
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キーパーソンが誰か非常にわかりやすく表現できますが、男女どちらなのか
という疑問も残りますね・・・

◆養子

養子の場合は、「四角や丸に縦線を引いた図形」を使用している箇所もありました。
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<図形の繋ぎ方>
1、結婚は図形同士を「実線」もしくは「二重線」で表現します。

子供がいる場合は、結婚線より下に子供をぶら下げるように描きます。
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2、離婚している場合は、結婚線を斜め二重線で引き、図形同士を区切ります。

実線の斜め線を引くこともありますが、地域のよっては実線の斜め線は「別居」で使用することもあるようです。
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3、離婚後の再婚は該当の対象者から複数の線で婚姻関係を表示させます。

3回以上の場合などは表記方法がわからないなどの声を頂くことが多いですが、2つ下の画像のように段差を利用して線をつなぎ合わせる方法が最もきれいに表現できると思われます。
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4、親権を表現する描き方

離婚した際に子供がどちらの親が親権を持っているのかは重要な要素です。
ジェノグラムでは下図のように離婚線を境に子供をぶら下げることによってどちらの親に親権があるかを表現できます。
複数回の離婚を繰り返し、子供が複数存在するなど複雑な関係性の場合、一目瞭然で関係性が確認できます。
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5、内縁を表現する描き方

内縁関係は男女を「波線で結ぶ」ことによって表現することがあります。
場所によっては点線で結ぶこともあるようです。
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6、同居の描き方

ジェノグラムでは、同居関係は円を描くことによって表現します。
同居している家族の図形を円で囲みますが、実線や破線のどちらも用いることがあるようです。
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これまでご紹介してきた内容を踏まえて複雑な家族関係をジェノグラムにしてみると以下のような表現が出来ます。
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などをこれまで上記でご紹介してきましたが、実際に福祉の現場で働かれている方々はより複雑な親族関係に直面することがあるのではないでしょうか。
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